前略、
都内のある局でも超勤禁止令が公布されたようですね。職員が超勤
(超過勤務=いわゆる残業のこと。)をする度に、一人ひとり何時間何分何円と、事細かにグラフで掲示されているようでございます。JPSの「目に見える化」という施策ですね

民営化を控え、更に減り続ける郵便物数、マイナス要素で一杯の郵便事業故に、日本郵政公社のロゴのシンボルカラーは赤字でも事業の赤字だけは許されない!無駄なコストは徹底排除!会社を潰さぬ為にも無駄な超勤など当然やってはいけないのである。そう、
無駄な超勤は…である。
この局の場合、小包郵便の配達は委託業者では無く、午前のアルバイトと班員(
中勤10:30〜19:00)で対応しているそうですが、中勤の場合だと19時に勤務終了となり、夜間配達指定の小包を配達するには超勤をするしか無い。ところがそれでも
「超勤をするな」と言うのである。
「じゃあ、夜間指定はどうするのか?」と課長殿に疑問を投げかけて、返ってきた答えが
「時間前に配達して残業無しで帰れ」との妙案。お客様が在宅ならば、事情を説明して配達出来るだろう。しかし夜間の配達指定が出されている以上、お客様がご在宅とは限らない。不在ならば不在通知ハガキを置いてくる事になるのだが、
「時間前に通知のハガキを入れたら、お客様との約束違反になる」と再び課長に陳情するも、
「そんなの知るか!局長が残業やるなと言っているんだからその通りにしろ!」と、大喝されたという。ここにもウチのオコ様と同じ経営哲学を持たれる方が居たのである★ 殿様商売ならぬ局長様、課長様商売である。さすが「お客様は二の次」が経営理念!すばらしき135年の伝統を誇る郵便事業!! 郵便の父・故 前島密(まえじまひそか=1円切手の肖像画の方です)氏もさぞお喜びのことであろう。何という徹底した完全上意下達(じょういかたつ)主義! 郵便事業のさらなる発展を祈ります。 草々
posted by 伝之助(元ラブログ内郵便局長) at 16:05|
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目安箱
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