
【2005年9月訪島時、八丈島空港から八丈富士を望む】
5/18注:▲「合成写真か?」とのご指摘を受けましたが、正真正銘、八丈島空港前から撮影した写真ですよ♪ byでんのすけ
前略、最終便の八丈島発羽田行きの飛行機にて帰京いたしました。(特便割引が前日までの予約に限り適用されると言うことを知らず、定価運賃でチケットを購入(T_T))
同じ東京都で有りながら八丈島は海洋性亜熱帯気候で、年平均気温18度と暖かく基幹産業は花卉(かき)園芸という色とりどりの鮮やかな島です。八丈富士と三原山の二つの火山が島の南北に有り、島を横から見た形がひょうたんの様に見える所から昔のNHK番組「ひょっこりひょうたん島」のモデルになった島でもあるのです。
物価は都区内に比べて輸送費がかかる分、全般的に高いようです。ちなみにガソリンは2006年5月現在でリッター156円!だそうです。その反面水に関しては雨が多いせいか湧き水が大変豊富で、月の水道代が800円だと聞いてビックリ!安いなあ〜。
島には大手コンビニは1店舗も無いのですが、郵便局は6局有るそうです。島での郵便配達事情はというと、朝、出勤してまず通常配達、10時頃帰局して郵便ポスト収集&速達・小包の配達、午後は午前の残りの通常配達、帰局後に翌日の分の通常郵便の組立。自動区分機は未導入のため、物数は少ないながらも全て手作業で行い、計画課も無いので電話応対や転出入届の事務処理、NHKの集金業務も行うなどなど、のんびりイメージとは裏腹に結構忙しいようです。また飛行機が欠航してしまうと郵便が届かないために段取りが狂ったり、後日、欠航した分だけの郵便が一挙に届いて、祭りになることもしばしばあるそうです。
さて、気になる夜勤ですが、島には夜勤の設定がないらしく、中勤のシフト(10:00〜18:45)で勤務し、夜間指定がある時は予め電話でお客様の在宅を確認してご在宅ならば了承を得た上で19時前にお届けし、ご連絡がつかない時は超勤で夜間指定配達を行っているようです。しかし稀に「19時以降の希望では無く指定をしているのに何で19時前に配達をするのだ」といったご意見も有るようです。
島嶼地域でもご多分に漏れず人員不足の悩みは有るようで、ようやく来てくれたゆうメイトくんが頻繁に無断欠勤をしてしまうらしく、「この調子ではこの先も休みが取れそうもないなあ〜」と流人さんも嘆いておりました。
島の住民の方は同姓の方が非常〜に多いらしく、通区時は特に記憶力を要する様です。また郵便をポストに配達したら中からヤモリが飛び出して来て驚いたとか、ヤスデが大発生しているアパートに配達に行くたびに身の縮まる思いをする等、島ならではのエピソードが沢山聞け、非常に楽しい研修でございました。島では島なりの様々な苦労が有るようですね。 草々