今日は休みなので、先日買ったプレイボーイの郵便記事を改めて読み返した。
記事冒頭の「150人募集にまだ9人しか応募がない」の見出しを見て思ったこと。
確かに毎年この時期のアルバイト募集に集配課が苦慮していたことが思い出される。最近は男でも内務希望(←あれ?差別表現にならないよね?)が多く、特に配達アルバイトの確保が難しい。その為、繁忙期前に幹事局で「年末アルバイト確保対策」なる会議が開催され、アルバイトがどうしたら集まるか、あーだこーだ話し合うのだ。昨年は、課長らが11月上旬の毎朝、支店管轄内にある高校の通学路にゲリラ的に立ち、事前に準備しておいた募集チラシとポケットティッシュのセットをばらまいていた。「郵便局の名前を出せば受け取ってくれるもんだよ」と過去の経験からのアクションだったようだが、あの行動力には頭が下がる。さすが計画係あがりの課長だ。
おかげで予想より早期に募集人員は達成できたのだが、内容を見ると、高校生の応募は思いの外、少ない。これは少子化の影響も有ろうが、プレイボーイにも書かれているように、「キツイ職場」というイメージが有るからなのか?実際、前年度に来てくれたアルバイトのリピーターが少ないというのも現実である。僅か2週間で社員並みに誤配もせずに完璧な配達をせいっ!というのも些か無理があるとは思うのだが…。
応募者の年齢層を見ると、10代〜70代までかなりの幅が有る。少し前までは、年賀状の配達アルバイトといえば「=高校生」というイメージが強く、大学生の応募でさえ珍しかったのだが、これが昨今の景気情勢を反映しているといえよう。
余談だが、私は高校生の頃、友人と年賀アルバイトに応募し、地元の郵便局に集団面接に行ったのだが、局内の雰囲気の悪さをいち早く察知し、面接会場からサッと逃走した経緯がある。結局その冬はイタリアントマトのケーキ作りバイトをやった。
閑話休題、私がアルバイトの採用書類にザーッと目を通していてひとつ印象的だったのは、余白部分に申込者が書いた「親子で採用していただいて本当に助かりました」という文字だった。意識して採用した訳では無かったので、改めて書類を見てみると、なるほど、同住所・同姓のものが有った。娘さんと思われる方は私よりも年齢が上だった。生活が苦しいのだろう。内務希望だったので、郵便課の担当者と話し合い、集配課は色々な意味で空気が悪いからと、郵便課へ配属となった。
今年の確保状況は果たして如何なものだろうか?
元旦の2度配達、及びその組立は本務者オンリーで行うのだろうか?それともアルバイトも動員して行うのだろうか?
あの環境で元旦の朝から夜更けまでアルバイト諸氏に激務をやらせたら、来期はもう来ないかも…。
草々
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