2008年12月31日

大晦日。

前略
本年もいよいよ最後の日となってしまいました。大晦日と言えば今までは明日の年賀状配達に備え、朝からてんやわんやの大忙し。社員・ゆうメイトの疲れもピークに達し、一心不乱に年賀の組立作業に集中する。他区の進捗状況を意識しつつ、補助・応援の入り方に問題があろうものなら容赦ない罵声が飛び交うことも…。
それが今までの「大晦日」の日常であったが、今年は年賀とは縁のない業界に職を変え、社会人になって初めて感じる、のんびりとした大晦日。久々に実家に帰り、昼寝をし、夕方からはちょっと外出。大晦日と言えばアメ横!と言うことで上野へ繰り出してみた。12月31日、午後5時。この時間に外を目的もなくプラプラするなんて昨年までは考えもしなかった。昨年の今頃を思い出すと、心身共に疲労困憊し、寝ても覚めても疲れが抜けない連続出勤の日々…。ぶるぶるぶる…
それに比べ、今年の身体の軽さと言ったら何だろう。転職して月平均の超勤は1時間。それでも月の手取りは超勤手当てを抜けば、ちょいUP。年末賞与に至っては3.0ヶ月+査定額が上乗せされ、初年度なのにこんなに貰えるの!?という額だった。
今年は最後まで紅白を見て、年越しそばを食べて、ゆっくりと除夜の鐘を聞けるかな。

ひとまず年賀作業は本日で一区切りですね。郵便関係社員・ゆうメイトの皆さん、本当にお疲れさまでした。(実際は年明けの方が忙しかったりするのですが…)
日本海側や東北・北海道では大雪になるとの予報が出ております。呉々も明日の雪中配達、ご注意下さいませ。

そして今年1年、当ブログをご愛顧いただきました皆さま、たいへん有り難うございました。どうか良いお年をお迎え下さいませ。

ではでは明日の年賀状、心より楽しみにお待ちしております。

                             草々

アメ横.jpg
▲2008.12.31 17:20上野

posted by 伝之助(元ラブログ内郵便局長) at 21:02| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月23日

2008年大忘年会開催

前略
昨日から悪寒・喉の痛み・関節痛・発熱し、空しく床に伏しておりました。

さて先週末、久々に東京都内某所において各ブロックの現役総務主任達が集い、大忘年会が開催されました。年末の非常に忙しい時期にスケジュールを調整してお集まり頂きまして、有り難うございました。

久々にお顔を拝見して感じた印象は「過労」以外の何物でも無く、皆、実際年齢より5歳は老けて見えたのは言うまでもありません。

ブログを通じ、最近の郵便事情は大方存じている所ではございますが、直接、現場の者に聞いてみると、まだまだ問題は山積しているようでございますね。
兎角、人手不足は慢性的な状況であり、休みの買い上げ、計年の消化不良、連日の超勤祭りで3時間、4時間超勤は当たり前!体力は限界に達しているとの厳しい意見が飛び交いました。

また、メディアで伝えられていた「年賀状アルバイトに応募殺到」の真相を尋ねたところ、実情は内務が充足しているのみで、外務に至っては一向に人が集まらず、人材確保に総務・計画担当が東奔西走しているとのことであります。


配達原簿のファイル管理に至っては、新システム移行後、例えば1ファイルに二十世帯の居住者情報が載っているとすると、その内の1人に転出入などが発生した場合、二十世帯全ての情報を新たに印字しなくてはならないという、小中学生でもわかるような無駄な作業と紙・インクの浪費が連日のように発生しているとのことで、今までのJPSの活動は何であったのか、甚だ疑問を感じる次第であります。

最近は職場内で「辞めたい」と呟く社員が増えたとか…。聞くと、勧奨退職の条件該当者ではなく、若手の社員からそのような言葉が聞かれるとかで、OBとしては非常に複雑な心境でございます。

年末年始は何連勤ですか?という問いについての回答は、殆どが10日以上の連続出勤を強いられているようで、ここにも人手不足の弊害が如実に表れております。

果たして、来年もまた元気な姿で皆さんとお会い出来るのでしょうか。この繁忙期、どうか恙無く乗り切って下さるよう祈念いたします。

草々


posted by 伝之助(元ラブログ内郵便局長) at 10:25| Comment(8) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月16日

はじめての郵便配達

拝啓
年賀状受付も始まり、現場ではそろそろ短期アルバイトの雇用が始まるのではないでしょうか?初めて外務アルバイトに応募・採用されたものの、どうやればいいのか不安な方も多いことと存じます。

そこで、あまり参考になるかどうかはわかりませんが、郵便配達の基礎的な事をご紹介いたします。

●まず始めに、自身が配達する地域の配達順番を覚えなくてはなりません。配達順番を矢印で明記した地図を渡されると思いますが、これは参考程度にするとして、なるべく現場を自分の目で見て覚えることを勧めます。
 
●初日、社員もしくは長期ゆうメイトが配達する後を自転車で付いていく、いわゆる「通区」という事を行います。その際に道順を覚えて行くわけですが、まずは「道を曲がる所」「Uターンをするところ」「ポストの場所」を覚えましょう。配達先によっては、ポストが無いところも有りますので、そのような所ではどこに配達するのかを覚えておきます。

●一通り配達先を巡ったら、地図で復習。「曲がる場所」「Uターン場所」等の景色を思い出し、地図への書き込みが可能なら、特徴なんかを記入しておきましょう。(例:公園の角を右折、マンションの次にUターン等…)

●いよいよ1人で配達を行う時が来たら、慌てずに郵便物のあて名を確認しながら、配達先を探します。基本的に配達する順番に郵便物が結束(は束)されていますから、道順どおりに進んでいけば、自(おの)ずと配達先の郵便が出て来るはずです。それを配りながら順路を進んでいきます。は束の紐はほどいて配達をして下さいね。たまに居るのですが、束ごと配って来ちゃう事例が有りますので、注意して下さい。

●地図は極力、見ないようにします。しつこいようですが自分の目で
見ながら配達していった方が覚えられますし、スピードも上がります。どうしても配達先がわからない郵便は、いつまでも時間をかけて探さずに持ち戻ります。まずは配達順路を最後まで回りきる事を目標として下さい。

●配達先は、いきなり全軒覚えようとせず(覚えられるなら尚結構ですが、至難の業ですぞ)、特徴ある名前や家、友人・知人と同じ名前なんかは比較的覚えやすいので、その辺りから覚えていきます。(例:○○権太郎、勅使河原○○助、好きな芸能人と同じ苗字、庭先に番犬が居る家など)
 また、トップナンバーの住所(1-23-や3-56-など)の家なんかも覚えやすいので、そこを基準に、その手前が○○さん、その隣が○○さんという感じで覚えていきます。

●大抵、配達先には近所同士で同姓の家や、類似姓が有るものです。誤配要因になりやすいので、そのような家はいち早く覚えます。全家族名が書かれた表札が掲出されていれば問題有りませんが、表札もなく、迷った時は持ち戻るようにします。

●番地は名前と語呂で覚えると良いでしょう。(例:大手町4-3-5 山田=ヨンサンゴの山田)

●わからずに持ち戻った郵便物は、担当者に聞いておきます。それを繰り返していく内に、自ずと配達先の家は覚えていくものですよ。

と、思いついたのはこんな感じです。決して川などに郵便物を棄てたり自宅に隠したりすることのないようお願い申し上げます。
         
     敬具
posted by 伝之助(元ラブログ内郵便局長) at 18:12| Comment(7) | 郵便配達 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月12日

続・年末年始アルバイト小話

前略
 今日のニュースによれば、今年は雇用悪化で年賀状アルバイトに応募が殺到しているという。いやいや、夕方にアップした記事では確保難のことに触れたが、その日の内に不安は払拭されるとは思いませんでした。

 やはり学生以外の応募が目立つようですね。呉々も事故のない様に年賀繁忙を終えられますように。

 ちなみに北海道だけは昨年度と変わらない確保状況で苦慮している様ですね。何でだろう?寒いから?
草々
posted by 伝之助(元ラブログ内郵便局長) at 21:54| Comment(5) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

年末年始アルバイト小話

前略
 今日は休みなので、先日買ったプレイボーイの郵便記事を改めて読み返した。

 記事冒頭の「150人募集にまだ9人しか応募がない」の見出しを見て思ったこと。
確かに毎年この時期のアルバイト募集に集配課が苦慮していたことが思い出される。最近は男でも内務希望(←あれ?差別表現にならないよね?)が多く、特に配達アルバイトの確保が難しい。その為、繁忙期前に幹事局で「年末アルバイト確保対策」なる会議が開催され、アルバイトがどうしたら集まるか、あーだこーだ話し合うのだ。昨年は、課長らが11月上旬の毎朝、支店管轄内にある高校の通学路にゲリラ的に立ち、事前に準備しておいた募集チラシとポケットティッシュのセットをばらまいていた。「郵便局の名前を出せば受け取ってくれるもんだよ」と過去の経験からのアクションだったようだが、あの行動力には頭が下がる。さすが計画係あがりの課長だ。

 おかげで予想より早期に募集人員は達成できたのだが、内容を見ると、高校生の応募は思いの外、少ない。これは少子化の影響も有ろうが、プレイボーイにも書かれているように、「キツイ職場」というイメージが有るからなのか?実際、前年度に来てくれたアルバイトのリピーターが少ないというのも現実である。僅か2週間で社員並みに誤配もせずに完璧な配達をせいっ!というのも些か無理があるとは思うのだが…。

 応募者の年齢層を見ると、10代〜70代までかなりの幅が有る。少し前までは、年賀状の配達アルバイトといえば「=高校生」というイメージが強く、大学生の応募でさえ珍しかったのだが、これが昨今の景気情勢を反映しているといえよう。
 余談だが、私は高校生の頃、友人と年賀アルバイトに応募し、地元の郵便局に集団面接に行ったのだが、局内の雰囲気の悪さをいち早く察知し、面接会場からサッと逃走した経緯がある。結局その冬はイタリアントマトのケーキ作りバイトをやった。

 閑話休題、私がアルバイトの採用書類にザーッと目を通していてひとつ印象的だったのは、余白部分に申込者が書いた「親子で採用していただいて本当に助かりました」という文字だった。意識して採用した訳では無かったので、改めて書類を見てみると、なるほど、同住所・同姓のものが有った。娘さんと思われる方は私よりも年齢が上だった。生活が苦しいのだろう。内務希望だったので、郵便課の担当者と話し合い、集配課は色々な意味で空気が悪いからと、郵便課へ配属となった。

 今年の確保状況は果たして如何なものだろうか?
元旦の2度配達、及びその組立は本務者オンリーで行うのだろうか?それともアルバイトも動員して行うのだろうか?
あの環境で元旦の朝から夜更けまでアルバイト諸氏に激務をやらせたら、来期はもう来ないかも…。

草々


posted by 伝之助(元ラブログ内郵便局長) at 18:32| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月09日

週刊プレイボーイ12月8日発売号

前略
「郵便崩壊」という見出しと共に、〜2009年元旦、年賀状が危ない〜という特集記事を組んでいます。

そう言えば1年前も「週刊ダイヤモンド」が年賀ネタを載せていたっけ。

この時期の年賀ネタはもはや定番になりつつ有るのか?
郵便局員が挙って掲載誌を購入するので、発行部数が伸びるとか伸びないとか…。

今回の特集では全4ページに渡って自爆営業(爆)や元旦の年賀状午後配達案などについて書かれております。
どこまでが真実なのかは知る由も有りませんが、火のないところに何とやら…とも言いますので、これが今の郵便会社の現状なのでしょう。

記事中にも有りましたが、元旦の年賀状午後配達案はキツイのでは?地方の物数が少ない支店ならともかく、某支店の大晦日は間違いなく地獄絵図が繰り広げられる事でしょうなあ。

合掌。
草々
posted by 伝之助(元ラブログ内郵便局長) at 19:47| Comment(3) | スクラップ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月03日

ねんきん特別便

前略
本日21時台のNHKニュースのトップで扱われてしまいましたな〜。
耳が痛いです。

裁判員候補者の通知書はだいじょうぶか心配になりました。
                           草々
posted by 伝之助(元ラブログ内郵便局長) at 21:41| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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